偽造硬貨で

行けるとこまで!




さて、
なにやら硫黄くさい
場所に到着し、
弁当箱を
ひらいてみれば
 
1)カビが生えている
2)流し目をくれる
3)真空

この3つの状態のいずれとも未だ確定せざるだらしない混沌が眼前に展開したも
のだから、箸は泳いで空を切り、塩と砂糖のけじめもつかず、地平線のむこうか
ら一列の猫がやってきて我々を次々とまたいでは反対側の地平線へと消えて行く
無言劇、せめて「ニャー」の一声ぐらいは!



電波でも
音波でもなく
土用波で。
 
調理できる日が
きっとくる。


(絵本のためのメモより