2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

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在庫を確認するようないびき 加算と減算をくりかえすようないびき 藁の山から針を探しているようないびき 回転する四次元立方体のようないびき 逆回転する万華鏡のようないびき 今、このようにかろうじて意識があり、仕事を続けることが出来ているように感じ…

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「そうです。わたしが『変な伯父さん』です」(力強い握手) 「清少納言もそう言っている」とハードボイルドな口調で締めくくれる大人になっていたかった 「清少納言ならそうは言わなかっただろう」 「清少納言に訊いてみるんだな」 「清少納言ですら生き返…

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「… それは、こんな顔だったかい?」と、相手がなにもない己の顔面にマジックで人相をなぐり描くが、三人分をぎゅう詰めに描いたうえ、それらが勝手に違うことを喋り出す。あなたは三人の話をどうにか総合して報告書を作成せねばならず、提出後は全力で逃走…

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(JOJO顔メーカーでアイコンを作りましたの巻) ←クリックで無駄にでかくなります 「や、ヤベェっス…! 頭頂部からハゲてきたっス!!」 「マフラーにハムスター詰められた……も、もう走れねぇ!!」 「パンダじゃねェよ……パトカーだよ……なんで間違えてンだよ…

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泣き声をきいて半覚醒し、「ああ、コドモが起きた…」と思ったにもかかわらずそのまま夢の中で数字を入力しつづけた父をどうか許してほしい(なにかのシリアルか、型番だったらしい) ディアゴスティーニの新刊! 「週刊 禁断症状のときに現れる大名行列」 総…

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大衆は豚だ! (「春はあけぼの」的なニュアンスで) 大豆(遺伝子組換えでない)(交通費もでない) 脳細胞がひとつ死ぬたびに音で知らせるガジェットがバカ売れ! 「ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ…

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真人間と塩人間が河口のあたりでは混在しているので、非常に撃ちにくい 紙に「EXE」と書こうとしてるのに、何度やっても「区」という文字ができてしまうマジカルナイト 友よ、中国はどれほど遠い? 友は原子ひとつの幅ほどの長さを示した。中国語の部屋に住…

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「下町のシャンポリオン? ああ、それならあの男だよ」 行ってみると畳文字を一心不乱に解読中で顔も上げない、風呂にも入ってない、財布には5円しか入ってない、 「下町のドンペリニョン? ああ、それならあの男だよ」 語尾がかならず「○○だニョン」になる…

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読んだらただちに廃棄せよ。現代の本はなぜかみなこれを要求する。だが実際に棄ててみると、奇妙な鳴き声をあげてどこまでも追ってくる。他人が本を棄てるのを見た。放られた本は地面につく前に煙になった。どうしたら本を「読める」のか。鳴く本たちで部屋…

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その夜、人はちょっとおかしくなる。だからみな一心不乱に食べ物を丸める。おかしくなるのを防ぐためか、おかしくなった結果なのか、それは誰にもわからない。どの夜よりも明るい夜に、人はただ食べ物を玉にする。ギラギラと雲を照らすあれが球体だと、なぜ…

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(炬燵みかんまつりに参加) 布団をめくると足には毛が生えていて、これが炬燵ではなく、大型の四角い猫なのだとわかった。緑がかった黄色の皮をむくと中身には毛が生えていて、これが蜜柑でないことはわかったものの、なんの動物かまではわからない。ニャー…

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(twnovelキャンドルナイト企画に参加) 火のともった百本の蝋燭をのせ、木の舟が川をくだる。女たちは洗濯の手をとめ、無言でそれを眺める。舟が通り過ぎると、橋はみな焼け落ちた。永く孤立する集落の中央から、やがて巨木とも塔ともつかぬものが天に届く…

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生きるヒントは、この廃坑に50年間眠っていたのだ。発見されたとき、私の両目は完全に退化していた。暗闇のなかで生きるヒントを吸い続けてきたためだ。両掌と膝を移動の手段として、私はまっすぐ崖へ向かった。たどり着くまでに羽が生えてくるという確信は…

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twnovel 「趣味はにんべん観察です」 「私もです!」 「わたしもなんです!」 セミナー会場に切羽詰まった叫びが次々と響き、「あっ! 窓に! 窓の外に!!」 振り向いた一同の目に映ったのは空中に浮かぶ巨大な「イ」の字、「イが! イの字が!」 嫌悪のあ…