光速の
のろしが
5ギガを運ぶ


あいだに
国が
二度滅ぶ



(石版に二進コードで刻まれた紀元前5000年の箴言集より)



タイムトンネルの厳重警備を
手斧で抜けてやってきた
ヒッタイト人の
ラッダイトたちは
かならず車輪を
破壊した。
 
くまなく車輪を
破壊した。
 
もれなく車輪を
破壊した。


といわれてきました。



(きましたか?)



(きました)



(どこに
 きましたか?)



(西日暮里)



(*「にしにっぽり」と読みます)




「敵は西日暮里にあり」

との報せを受け、
ただちに兵たちは


「ところで西日暮里は
 どこにあり?」



カーナビはすでに
ヒッタイト人の手斧で
くわしく破壊されており
一同は途方にくれるばかり。



「人は皆、道に迷い
 途方にくれる旅人なのだ」


というような意味のことを
内省的につぶやきながら
無差別に手斧を振るう
ヒッタイト人たち。


やめてあげてー
 

やめてあげてー



事態がどこへ向かうのか
もはや誰にも、
だってカーナビが、

ゴゎん(斧音)



「カオスが実は秩序よりも
 コンパクトな
 事象であることは
 あまり知られていない。
 それは容易に
 折り畳むことができ、
 重さもほとんど
 感じられないほどである」


というような意味のことを
内省的につぶやきながら
無差別に手斧を振るう
ヒッタイト人たち。



ああっ
近況欄が
カオスに圧迫されて
(以下近況)


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(以上近況)


(以下コンパクト)

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